春の宴会コースより旬の一皿を紹介します。
北陸の酒蔵の味わいをデザートで
「福光屋の福みりんと酒粕のチーズケーキ」は、醍庵の宴会コースでデザートに供される一皿です。
地元の酒蔵の素材を用いた、金沢ならではのデザートです。
石川県を代表する純米蔵
チーズケーキに使う「福みりん」と「酒粕」は金沢の福光屋のものです。
この酒蔵は寛永2年の創業。実に400年近い歴史を持つ老舗です。
2001年より純米蔵宣言をおこない、自然の素材にこだわった酒造りを行っています。
白山の恵み「百年水」
北陸では、信仰の対象ともされてきた霊峰白山。
日本海から吹く湿気を含んだ水は、白山にぶつかって北陸に多くの恵みの雨や雪を降らせます。
この水は、地中深く浸み込み幾重にも重なる貝殻層を通り抜けて、醗酵に最適な成分を溶け込ませます。
これが福光屋の真下に流れてくるまで、およそ100年と言われています。福光屋の酒造りは、この百年水を仕込み水として行っています。
老舗酒蔵がつくる本格派みりん
福みりんも、「百年水」と石川県産のもち米のみを原料にした蒸米をベースに作られる本格派みりんです。
お米による自然の甘味とふくよかな香り、まろやかなコクが特長です。
本みりんといえば、通常は煮物に使うイメージが強いかもしれません。
醍庵では「福みりん」ならではの上質な甘味を存分に表現するため、デザートとして提供しています。
福みりんのチーズケーキは、宴会コースの最後にふさわしい優し甘味で、癒やしを感じるケーキです。
厨房で手作りするチーズケーキ
仕込みは、日々厨房で行われています。
クリームチーズにたっぷりの福みりんと、同じく福光屋の酒粕を加え、卵と生クリームと混ぜ合わせカップに入れて焼き上げます。
砂糖の使用はほんのわずかにとどめ、みりんの甘味と酒粕の香りを生かしたチーズケーキとしています。
北陸の発酵食を生かしたデザート
この福みりんのチーズケーキは、発酵文化の根付いた、金沢ならではのデザートといえるでしょう。
醍庵スタッフにも、ファンの多い自慢のスイーツです。
ぜひ、宴会コースの最後に味わってください。
醍庵は旬の食材と丁寧な手仕事にこだわっています。
《この料理を楽しめる宴会コース》
【和庵(なごみあん)】飲み放題付(120分‧スタンダードプラン)7品 / 5,500円 (税込)≫詳細はこちら
【囲庵(かこみあん)】飲み放題付(120分・スタンダードプラン) 8品 / 6,500円 (税込)≫詳細はこちら